清掃のプロが選ぶ!除菌消臭用 次亜塩素酸水溶液

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導入事例

入院病棟の個室清掃での導入事例(かまくら屋様)

今回は、入院病棟の個室の清掃にウィッキルをご使用された事例をご紹介いたします。お話をお伺いしたのは、大阪府吹田市に事務所を構え、関西近郊で清掃業務をされている「かまくら屋」代表 鎌倉裕一様です。

かまくら屋様は、お掃除に関する知識と経験が豊富なベテラン揃い。

最新の清掃技術と長年の経験で培ったノウハウを駆使して幅広い要望に対応されているため、お客さまのリピートも多いのだとか。

 

そんな鎌倉様よりこの度、

「入院病棟の個室のカビ取り作業にウィッキルを使うことで、次亜塩素酸ナトリウムの使用を極力少なくして、病院様にも大変喜んでいただけました。」

というお声をいただきましたので、詳しくお話を伺いました。

 

 

 

 

次亜塩素酸ナトリウムの使用を極力抑えられないか

今回、「病棟の個室の天井や壁にカビが発生してしまうのできれいにして欲しい」という依頼を受けました。

普通のカビ取りならそれほど問題はないのですが、今回は病院の入院棟の個室のため、考慮しなければいけないなと感じる事がありました。

それは「空けていただく時間を極力短くする」ということです。

入院病棟の個室は部屋数が限られるため、患者さんの予定に合わせて空室を調整しなければなりません。

あるいは急な入院患者さんの受け入れ態勢を確保する必要性なども考慮すると、作業のために都合よく丸一日部屋を空けることが難しいですし、そうなると清掃スケジュールの調整もとても大変だと思います。

そのため、空けていただく時間を極力短くできれば、病院様の負担を大きく減らせるのではと考えました。

 

ところが、ここで一つ問題があります。

それは、清掃に使用する消毒剤のにおいが残ってしまい、窓を全開にしてもなかなかすぐには患者さんが使える状態にならないことです。

通常、カビの殺菌・漂白には次亜塩素酸ナトリウムを使用するのですが、塩素臭が強烈で危険なうえ、終わった後にもしばらく残ります。

ですから、次亜塩素酸ナトリウムの使用を極力抑えて作業することができないか、というのが私達にとっての課題でした。

ウィッキルをうまく使えないかと考えました

どんな方法がいいだろう?と考えていた時に、以前展示会で聞いた「ウィッキル」の事を思い出しました。

主成分は同じ「次亜塩素酸」ながら、塩素の臭いはそこまで強くなく、噴霧もできて扱いやすく、新型コロナの除菌でも活躍していました。

「次亜塩素酸ナトリウムでカビ取りをする際に、ウィッキルをうまく使えないか?

ちゃんとしたエビデンスもあれば病院での施工使用に許可が出るかもしれないし、うまくいけばみんながハッピーになれるかもしれない。」

そう思い、早速、万立さんに電話で相談をしました。

事情を説明するとすぐに万立さんから「ウィッキルの殺菌効果試験の結果」や、「安全性試験結果」をいただけたので、その情報をもとに病院様へ説明しところ、「まず1部屋で試しにやってみてください」とお願いされました。

そこで万立さんから具体的な使用方法のアドバイスをいただきながら作業手順を設計し、実際に病院の空室で作業をしてみたところ、正式にご依頼をいただけました。

ウィッキルを取り入れた実際の施行方法

壁面には埃やカビが多数付着していました。

そのため、ウィッキルの成分が汚れに反応して分解してしまうのを懸念し、
先にアルカリイオン水を使用して、汚れを丁寧に拭き取りしました。

それから、200ppmに希釈したウィッキルをたっぷりULV噴霧器で噴霧し、
15分ほど放置した上で清拭清掃しました。

 

ウィッキルである程度のカビがきれいになったのちに、
汚れやカビの色が残った部分のみ次亜塩素酸ナトリウムで漂白し、見違えるようにきれいになりました。 

 

そして、極力次亜塩素酸ナトリウムの使用を減らすことで、狙いどおり、「強い塩素臭が残留し長時間部屋が使えない問題」を軽減し、早期に利用再開いただくことができました。

 

ちなみに、原因となっているエアコンの分解洗浄も行ったのですが、つい、フィンにもウィッキルを使っておきたいなと思って、事前に万立さんに質問したところ、「錆びの可能性があるので、そこはやめておいた方がいい」
とアドバイスいただいたので、通常より更に分解して念入りに洗浄するように方針転換しました。

デメリットも正直にお伝えいただけたことで、使用範囲が限定できたので施工の精度が上がりました。

 

 

ウィッキルだと、清掃する側にもメリットが多数!

今回、病院様の「個室を空ける時間を最小限に抑えたい」「なるべく空き部屋用意の負担を抑えたい」というご希望に沿うことができたのですが、実は私達施工業者側にとってもメリットが多くあることに気付きました。

 

ウィッキルなら素材の変色や劣化の心配が少ない

今回はULV噴霧器を使用してカーテンや壁面クロスにウィッキルを噴霧しましたが、「素材への負担が少ない」ことで、作業する側としてはすごく安心感がありました。

私達はお客様の大切な環境を変色させたり傷めたりしないよう常に細心の注意を払いますが、それを気にしすぎてやりにくさを感じることもあります。

使用した200ppmという濃度は充分高めだと思いますが、それでも次亜塩素酸ナトリウムとは全く不安感が違いました。

心配がないので安心して満遍なく噴霧でき、作業がだいぶ楽でした。

 

 

ウィッキルで作業効率が上がり、複数室の施工が可能

作業後に塩素臭が消えるのを待つ時間がなくなったことも大きいです。

通常であれば複数の個室を同日中に施工することは現実的でないのですが、作業後にほどなく利用再開できたので、その日のうちに同じ問題のある複数の部屋を施工できました。

当然、病院様も喜ばれていましたし、我々としても作業効率が上がって大いに助かりました。

 

 

ウィッキルだとスタッフの身体への負担がない

慣れているとはいえ、次亜塩素酸ナトリウムで広範囲を消毒・漂白するとなると、マスクやゴーグル、手袋をしていても、作業するスタッフの身体には相当の負担があります。

その点、ウィッキルなら残留する塩素臭もごく僅かで全然苦になりませんでしたし、吸っても安全なので、スタッフ皆、安心して作業ができました。

お客様に喜んでいただけることが何より嬉しいです

私達は今回、次亜塩素酸水溶液(ウィッキル)を初めて清掃作業に使用しました。

今までなら次亜塩素酸ナトリウムを使って1部屋ずつ何日もかけて行っていましたが、入院病棟の個室という事情を勘案し、少しでも待ち時間を減らせないかと考えたことが全ての始まりでした。

結果、病院様としては空き部屋を用意する必要がないということがとても大きなメリットだったようで、仕上がりも含めて大変喜んでいただけました。

私達としましても、まだ次亜塩素酸水溶液によるカビ清掃の明確な手法が確立されていない中ながらウィッキルを清掃に使用許可いただけた病院様に感謝していますし、使用方法について親身にアドバイスいただけた万立さんにも感謝しています。

様々な汚れや事情に一つ一つ向き合って試行錯誤をしていくのは楽ではありませんが、やはり私達としてはお客様に喜んでいただけることが何より嬉しいことです。

今後も、ウィッキルも含めて、お客様の最善に向かって日々の清掃作業に取り組んでいきたいと思います。

清掃のお悩みがあればご相談いただけましたら幸いです。

 

(2024年11月19日)