次亜塩素酸水溶液の持ち歩きにはどのくらい遮光が必要?
桜も散って、だんだんと気温が高くなってきました。
お休みの日にはお出かけもしたくなりますよね。もちろん、コロナ感染に気をつけながらのお出かけとなり、お出かけにも除菌アイテムを携帯することが必須となります。次亜塩素酸水溶液を除菌用に携帯される方も多いと思います。今回は、そんなときに気をつけるポイントをお伝えしたいと思います。
次亜塩素酸水溶液は紫外線に弱く、有効塩素濃度が下がっていってしまいます。よって、遮光用のボトルに入れて持ち歩いていただくのが最適です。
持ち歩き用の小さな遮光ボトルを用意するのがいいのですが、手に入らない場合はどうしたらいいのだろう?と悩みますよね。
そんな場合は、光が当たらないように覆えばいいんです。
とは言われても…「どんなもので、どうやって覆ったらいいの?」と疑問を持たれる方も多いかと思います。
そこで、実験してみました!!
透明のスプレーボトル100ml(持ち歩きに便利な100ml容器にしました)を4本用意して、中にウィッキル100(有効塩素濃度当日測定値:110ppm)を注ぎ、
①覆わずそのまま
②ペットボトルカバー(布)
③ペットボトルカバー(アルミ付)
④クーラーボックスに入れる
これを日の当たるところにAM9時に置き、PM1時とPM4時に塩素濃度を測定しました。
その結果、
PM1時 ①65ppm ②113ppm ③111ppm ④111ppm
PM4時 ①56ppm ②115ppm ③115ppm ④110ppm
となり、何も覆わなかった①は大幅に濃度低下が起こり、
②~④の覆っていたものは塩素濃度の低下はみられませんでした。
(少し塩素濃度が上がってはいますが、測定誤差と考えます)
よって、タオル等の布で覆えば、1日のお出かけ程度ななら濃度低下なしで安心して使用できることがわかります。
冷たいジュースと一緒にクーラーボックスに入れるのも良いと思います。是非参考になさってください。
お出かけ中、トイレや洗面台、お食事のテーブルや椅子にも使えます。
キャンプをするなら、キャンプグッズの除菌にも使えます。安全なので、小さなお子様でも除菌のお手伝いできます。
感染対策をしっかりして、楽しいおでかけにしたいですね。