清掃のプロが選ぶ!除菌消臭用 次亜塩素酸水溶液

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コラム

洗濯してもとれない服のニオイが「ウィッキル浸け」で解決!

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「洗濯したけど、なんだかイヤなニオイが残ってる…」

「洗濯物の生乾き臭がなかなか取れない…」

そんなことはありませんか?

よくある解決策には、
・40度前後のぬるま湯に漬ける
・酸素系漂白剤に浸け置きする
などがあります。

でも、「温度の調節が面倒」「漂白剤はあまり使いたくない」と感じることもあるのではないでしょうか。

実はそんな時にも、弱酸性の次亜塩素酸水溶液が活躍します。

これまでも実際に「『お洗濯に次亜塩素酸水溶液を使用しているよ』という声」もいただいてきました。

そこで今回は、改めて、洗濯してもとれないニオイと次亜塩素酸水溶液について探ってみました。

実際にやってみた結果もお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

 

 

1.衣類のニオイ問題に次亜塩素酸水溶液がおすすめな理由

 

1-1.ニオイの主な原因は「雑菌」

 

洗濯してもイヤなニオイが残ってしまうのはなぜなのでしょうか?

その主な原因は、汗や皮脂に含まれるたんぱく質がとりきれていない場合に、それを餌にして雑菌が繁殖しニオイを発してしまう、というものです。

洗濯しても汗や皮脂が残ってしまう原因はいろいろあります。

洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎて水量や洗剤の量が合っていないとか、何日分かまとめて洗濯しようと放置している間に汚れが繊維に染みついてしまう、ということもあります。

他には、洗濯機自体のお手入れができていない、ということもあるでしょう。

 

一方で、花粉や生活スタイル、天候などの影響で、洗濯物を満足に外に干すことができないこともあります。

その場合、洗濯物が生乾きのまま時間が経過してしまい、雑菌が繁殖しやすい環境となり「生乾き臭」が発生することになります。

やはり洗濯物のニオイ原因の大部分は「雑菌」であり、その繁殖を抑えることがポイントになります。

 

 

1-2.化学繊維はニオイが残りやすい

 

最近では、ポリエステル等の化学繊維製の衣類が多くなりました。軽くて乾きもよく、型崩れもしにくいため、特ににスポーツのユニフォームや練習着に多用されています。

メリットはたくさんあるのですが、その性質から「ニオイがとれにくい」というデメリットもあるようです。

●蒸れやすい

ポリエステルは速乾性に優れているのですが、吸水性は悪いため皮膚に汗が残ったままの状態が長く続きがちです。すると、皮膚が蒸れて雑菌が増殖してしまいます。

そのせいで、ニオイがでてきてしまうのです。

 

●皮脂や汚れを吸着しやすい

ポリエステルは石油からできていて、油やタンパク質となじみやすいので、皮脂や汚れを吸着しやすいそうです。

その皮脂や汚れが繊維の奥に入りこんでしまうことも、ニオイの原因となります。

ここに生乾きが合わさるとさらに雑菌が繁殖し、酷いニオイとなってしまうわけです。

 

1-3.次亜塩素酸水溶液なら安全かつ簡単に除菌できる

 

このように、ニオイの主な原因が雑菌なので、様々な菌に有効な次亜塩素酸水溶液を使えば、ニオイ撃退が期待できます。

※次亜塩素酸水溶液の除菌力については、
(ウィッキルサイト「次亜塩素酸水とは」の「次亜塩素酸水溶液はなぜ除菌力が高いのか?」)をご覧ください。

 

一方で、次亜塩素酸水溶液は以下の点で、安全かつ簡単に扱えるため、おすすめです。

●弱酸性で、肌に触れても安全

次亜塩素酸ナトリウムなどの一般的な塩素系漂白剤は「アルカリ性」ですが、次亜塩素酸水溶液は人の皮膚と同じ「弱酸性」です。

ヌルヌルした触感もなく、肌についてもさっと流せばよいだけですので、とても気軽に使うことができます。

※「次亜塩素酸ナトリウム」とは別物です。必ず使用前に確認することをおすすめします。

●浸け置きしておくだけでOK

スプレーで吹きかけても除菌はできますが、洗濯でも落ちない強烈なニオイには、次亜塩素酸水溶液に「浸け置き」する方法がおすすめです。

次亜塩素酸水溶液の除菌効果は、「塩素濃度(ppm)×接触時間」で決まります。

低濃度でも充分な時間浸すことで、次亜塩素酸水溶液にしっかり触れさせておくことができるため、とても簡単な方法です。

なお、衣類の場合は色落ちが気になるかもしれませんが、日常の除菌で使われる「100ppm」程度なら、ほぼ色落ちは気にせず使用できます。

※色落ちの可能性については、
(ウィッキルサイトコラム:次亜塩素酸水溶液で布素材が「色落ち」する濃度の目安は?!実験してみた結果)もご覧ください。

※色落ちが気になる場合は、事前に目立たない箇所での試用がおすすめです。
 

 

2.ニオイがとれない服を「ウィッキル浸け」したら取れた!

ここからは、実際に次亜塩素酸水溶液に浸け置きした際の消臭具合についてお伝えします。

2-1.部活でたっぷり汗を吸い込んだTシャツを「ウィッキル浸け」

 

まずは、学生の部活動で汗をたっぷり吸収した、綿100%のTシャツ。

毎回洗濯はしていますが、部活動中、長時間着たままになっていたことで、繊維の奥深くに汗や皮脂汚れが残っているのでしょう。

さらに、梅雨の時期は綿100%だと乾きにくく、生乾きで使わなければいけない時もありました。

そのためか、洗っても洗っても「なんとなく臭い」ままでした。

そこで、そんな臭いTシャツを使って「浸け置き」をやってみました。

使用したのは、次亜塩素酸水溶液「ウィッキル」。

洗面台に栓をして、ウィッキル1000(有効塩素濃度1000ppm)を500ml入れて、あと4.5L水道水を足し、Tシャツを3枚浸けて15分間放置しました。

※原液の濃度は1000ppmですが、水で希釈することで実質的な濃度は100ppmとなっており、安心して使えます。

その後しっかり絞って、そのまま洗濯機へ。

この時点ではわずかに塩素臭が残っている感じですが、他にニオイは感じませんでした。

通常モードで洗濯した後で干す際も特にニオイはなく、乾いて取り入れた際にニオイを嗅いでみても全然臭わず、爽やか!でした。

「この部活着、また着よう!」と喜んでもらえました。

その後、何度か着ていますが、ニオイ戻りもないようです。

また、色落ちも特に気になるところはありませんでした。


 

 

2-2.ゴルフ用インナーシャツを「ウィッキル浸け」

 

続いてゴルフウェアです。

ゴルフは終わったらお風呂に入って帰りますので、着替えはバッグの中に入れて持って帰ります。

つまり、長時間そのままですので、家に帰ってからその袋を開けると、なかなか強烈なニオイが・・・。

中でも一番ニオイを発しているのはインナー。

ストレッチが効いていて動きやすいポリエステル素材のものです。

繊維の隅々にまで雑菌が繁殖しているせいか、何度洗濯してもニオイが取れず、洗濯して次に首を通した時点ですでにニオってしまっていました。
そこで、部活のTシャツと同じ要領でウィッキル1000を100ppmに薄めて15分浸け置きしてから洗濯しました。


やはり、浸け置き後に干す際も嫌なニオイがせず、乾いてから確認してもニオイがとれていました。

ポリエステルの繊維の奥まで次亜塩素酸が入り込んで除菌してくれたと考えられます。

黒なので色落ちを気にしていましたが、特に気になりませんでした。

 

 

まとめ:洗濯物のニオイには次亜塩素酸水溶液が役立ちます

 

次亜塩素酸水溶液は新型コロナの「除菌」で知られるようになりましたが、ニオイの元となる菌を除菌することで、「消臭」も充分できることがわかりました。

色落ちについても、今回の実験(100ppm程度)であれば気にすることなく使えました。※素材や色によっては色落ちする場合がありますので、気にされる場合はご注意ください。

もちろん、「浸け置き」するだけで良いのでとても簡単です。

次亜塩素酸水溶液による消臭は、使用時のみ微かな塩素の臭いがしますが、すぐに無臭になります。

今回は、ニオイが気になる洗濯物を、洗濯前に100ppmの次亜塩素酸水溶液に浸け置きするだけの消臭方法をご紹介いたしました。

衣類のニオイでお悩みの方は、ぜひ試してみていただけたらと思います。

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