次亜塩素酸水溶液はカビにも使える!?セームタオルで実験してみた結果
「セームタオル」という、水泳等で濡れた時に身体を拭くための吸水性の高いタオルがあります。
よく水泳選手が泳いだすぐあと、そのタオル拭いているのをみかけると思います。
素材は、PVAスポンジやポリエステルだそうです。
こちら、とても吸水性がいいのすが、その分カビが生えやすいようで、久々に取り出してみたらぽつぽつと…。
これは漂白剤の出番?と思いましたが、色落ちしてしまうと困るので、次亜塩素酸水溶液で実験してみました。
先日読んだ 三重大学福﨑智司教授の著書「食品事業者のための次亜塩素酸の基礎と利用技術」という著書に
「食品加工のポリエステル白衣の黒カビは、
塩素系漂白剤(アルカリ性)で洗浄した後、繊維表面に繁殖した菌糸は除去できたものの、
繊維の奥深くまで伸長した菌糸や胞子は残存したままである。
次に、pH5.0の次亜塩素酸水溶液を含浸させたワイプを菌糸残存部に24時間密着させると
目視でほぼ完全に漂白されており、顕微鏡観察でも菌糸や胞子の存在は確認されなかった。
弱酸性次亜塩素酸水溶液は繊維の奥まで浸透することによって、黒カビ汚染白衣を
効果的に漂白することができる」
との記載がありました。(一部文面は割愛しています。)
※pH5の次亜塩素酸水溶液と記載されていましたが、濃度は書いていませんでした・・・。
セームタオルはポリエステルも入っています。
そこでとりあえず、日常の除菌で使用する100ppmの次亜塩素酸水溶液(ウィッキル)に漬けてみました。
すると24時間後・・・
黒カビ、すっかり消えてました!!!
しかも、素材の色落ちなしです!
娘も大喜びでした。
買い替えしなくていいので、助かりました。笑
※あくまで、個人の実験であり実用性が証明されたものではないことをご了承ください。