清掃のプロが選ぶ!除菌消臭用 次亜塩素酸水溶液

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コラム

カレーのニオイや着色のお悩みに次亜塩素酸水溶液を使ってみた結果!

カレー 着色 次亜塩素酸水溶液 ターメリック 漂白

突然ですが、夏はカレーが美味しい季節ですよね!

最近はおうち時間が長いということもあり、手の込んだカレーを作る方が増えているとか?

とても美味しいのですが、問題はスパイスの香り。

なかでも「クミン」というものは独特なエスニック系の香りで、なかなかニオイがとれにくいのです。

 

そんなクミンのニオイに困っていた方から情報をいただきましたのでご紹介します。

 

 

1000ppmの次亜塩素酸水溶液一晩漬けでクミンの臭い撃退!

 

『クミンを保存している瓶は、何度洗ってもニオイが取れなくて困っていました。

そこで、試しに「ウィッキル1000」を入れて一晩おいておくと、

すっかりニオイが消えていました!!

これは大きな発見と思いましたので、ぜひコラムに掲載してください!』

と連絡をくださいました。

貴重な情報ありがとうございました。

 

 

そこで、実際にクミンを容器に入れて消臭効果の実験をしてみました。

プラスチック容器にクミンを入れて1週間くらい放置し、しっかりニオイをつけて準備。

まずそれを洗剤で洗いましたが、やはり全然ニオイはおちませんでした。

 

次に、高濃度1000ppmの「ウィッキル1000」を入れて1時間放置してから洗ってみましたが、まだ香りがしていました。

 

しかし、ウィッキル1000を入れたまま一晩おいておくと、容器についたクミンのニオイがすっかり消えていました!

 

次亜塩素酸水溶液は、次亜塩素酸ナトリウムの80倍の除菌活性があることで知られていますが、それでも数時間の漬け置きが必要なようです(クミン、恐るべし…)。

※次亜塩素酸水溶液の除菌力の高さの理由については、次亜塩素酸水溶液はなぜ除菌力が高いのか?をご覧ください。

 

ぜひ、クミンの香りでお困りの方はお試しください。

 

 

ターメリックの黄色がついたプラスチックには1000ppmの次亜塩素酸水溶液が効果的

 

ところで。クミン…どこかで聞いたような…と思っておりましたら、

名前がそっくりな「クルクミン」でした。

こちらはターメリックのことで、カレーの黄色の元になっています。

このターメリックの黄色はついたらとれにくい厄介ものです。

 

ここでまたまた登場、三重大学福﨑智司教授の著書

食品事業者のための次亜塩素酸の基礎と利用技術」に書いているではありませんか!

 

プラスチック容器についたクルクミンの黄色は1000ppmの弱酸性の次亜塩素酸水溶液でとれたが、逆にpH10~12のアルカリ性では効果がない

(※文面はこの通りではありません)

 

早速、簡易実験してみました。

キッチンの調理台(素材はファイバーレインフォースプラスチック)に

ターメリックを直接かけてしばらくおいてから布巾で拭き取り、

黄色く着色された状態になったところで、

写真左から順に「そのまま(何もしない)」「水道水」、次いで

「100ppm」、「400ppm」、「1000ppm」の次亜塩素酸水溶液を添加しました。

 

すると、

1000ppmの次亜塩素酸水溶液(写真一番右)だけ

すっきりとターメリックの黄色がとれました!

次亜塩素酸水溶液1000ppmだと、プラスチックについたターメリックの着色に

効果があることがわかりました。

 

 

 

1000ppmの次亜塩素酸水溶液vs次亜塩素酸ナトリウム

 

ここで気になったので、今度は次亜塩素酸ナトリウムと比較するため、同じ方法で

次亜塩素酸ナトリウム溶液(一般的に漂白に使用されるより濃い濃度)」(写真左)と

1000ppmの次亜塩素酸水溶液」(写真右)で比較してみました。

 

 

結果、、、

次亜塩素酸ナトリウム(写真左)では色が薄くなったものの完全には取れませんでしたが

次亜塩素酸水溶液(写真右)はターメリックの黄色がだんだん薄くなっていき、

最終的には色がなくなりました。

 

よって、プラスチック上のターメリックによる着色には、

次亜塩素酸水溶液1000ppmの方が次亜塩素酸ナトリウムよりも効果があることがわかりました。

 

 

 

布でも次亜塩素酸水溶液と次亜塩素酸ナトリウムで比べた結果

 

ところで素材による違いがあるかもしれませんので、

今度は布にターメリックで着色して、同じ実験をしてみました。

 

白い布にターメリックをつけて洗い流し、しっかりと着色されている状態を準備して

1000ppmの次亜塩素酸水溶液」(写真左)と

1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム溶液」(写真右)で比較してみました。

 

結果、、、

次亜塩素酸ナトリウム(写真右)の方は、かけた瞬間に赤っぽくなり、

だんだん色がぬけてきれいに白くなりました。

 

次亜塩素酸水溶液(写真左)の方は、かけたときから徐々に黄色が薄くなり、

最終的に真っ白にはなりませんでしたが、ほとんど目立たなくなりました。

(違いが分かりますでしょうか、汗)

 

やはり素材によって次亜塩素酸水溶液の効果は多少変わってくることがあるようです。

(※あくまで今回の環境下において実験してみた結果です)

 

まだまだ次亜塩素酸水溶液には不思議なことがたくさんで、面白いですね。

 

※尚、次亜塩素酸水溶液次亜塩素酸ナトリウムよりも安全で扱いやすいのですが、

今回使用した1000ppm(※高濃度「ウィッキル1000」の原液を使用)ですと

衣服等に脱色の恐れがありますので、使用する際の濃度にはご注意ください。

 

※次亜塩素酸水溶液の濃度設定の仕方と素材別の使い方については、次亜塩素酸水溶液(ウィッキル)の使い方をご覧ください。

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